この記事は、北海道大学農学研究院の信濃卓郎先生に行ったインタビューをまとめたものです。信濃先生は東日本大震災直後から放射性物資に汚染された農地土壌への対策に取り組まれてきました。これからも長く残り続ける放射性物質との付き合い方について、また研究者が社会に働きかけてゆくことについて、考えるヒントを沢山くださったように思われます。早速2章へ移りインタビューを見てゆきましょう。 写真:除去土壌が入ったフレコンバック(信濃先生提供)
信濃先生は、植物の放射性セシウム吸収についての研究に携わってこられました。震災後1年目には、植物に放射性セシウムを除去させる、ファイトレメディエーションと呼ばれる試みに取り組まれました。報道でヒマワリの栽培を目にした方もいるかもしれません。
2章で触れられた、信濃先生の考える農学についてさらに伺います。また、農地土壌の放射性セシウムへの対処のために、信濃先生が現在取り組まれていることや注目している研究についてもお聞きします。
3章で触れられた再生土壌について、詳しくお聞きしてゆきます。再生土壌がどのようなもので、またいかなる経緯から進められ、現在どのような状況にあるのかについて、伺ったお話を紹介します。
最後のページまでお付き合いいただきありがとうございました。ここでは簡単な記事の振り返りやインタビューのこぼれ話、記事執筆の経緯などを記して、末尾の言葉を添えます。